『がまくんとかえるくん』
アーノルド・ローベルさんの、大好きなお話です。
私にとっては大人になるまでずっと「小学校の教科書に載っていたお話」でした。
何年生でどうやって教わったのかはすっかり忘れましたが、とてもいいお話だったということはずっと心に残っていました。
小学生の頃はまだ「かえるグッズ」好きではなかったので、純粋にお話として好きになったはずです。
それが大人になったある日、古本屋さんでこの本のシリーズを見つけたのです!
(この頃はすでに「かえるグッズ」好きでした)
カバーがなかったからか、まだきれいな本なのにシリーズ4冊揃って400円!
即買いでした。
しばらくは大事に本棚に保管されていたこの本ですが、チビスケさんが生まれて大活躍することになります。
絵本と言うよりは、どちらかと言うと「挿絵のあるお話の本」という感じなので、まだ少し早いかなと思いつつ、生後10ヶ月で読んでみたのが最初です。
意外にも、じーーーっと本を見つめて、ちゃんとお話をきいていたので、その日から我が家の定番の読み聞かせの本となりました。
そして、ついに!
チビスケさんの通う小学校でも、2年生の教科書に「がまくんとかえるくん」の「おてがみ」のお話が出てきました。
小さい頃から繰り返し読んでいたので、音読の宿題はもう何も見なくてもスラスラと文章が出てきます。
たぶんチビスケさんは、世界で一番、このお話を読みこんでいる小学生なんじゃなかろうか・・・(笑)
そんな「おてがみ」のお話。
ここでチビスケさんはなんと、英語でお話を音読することにチャレンジしました。
チビスケさんが通う英語教室のミニ発表会に向けてのチャレンジでした。
昨年末から、コツコツと毎日1~2文ずつ、全部で70~80文くらいの英文を2ヶ月かけて丸暗記しました。
そして「紙芝居で発表する!」と言い出して、突然、画伯にもなったチビスケさん。
小心者の母は
紙芝居なんだから、イザとなったら、絵の裏にカンペを貼ればいいよね・・・なんて考えていたのですが。
「そんなの、いらないから!」と言いきったチビスケさん。
(音で覚えているから、カンペがあっても読めない)
さらに、
じゃあさ、お母さんがカンペをずっと見てて、チビスケさんがつっかえたり、ド忘れしたら、コソっと教えるようにしようか?
と、どこまでも小心者の母に対して
「大丈夫。お母さんは他の人と同じように、普通にお客さんになって楽しく見てていいから!」
そして、その言葉通り、見事に全てを暗記して、ミニ発表会で紙芝居を楽しませてくれたチビスケさん。
「ね?ボク、『緊張しない』って言ったでしょ?」とニヤリ。
改めてチビスケさんのすごさと、何より、毎日コツコツ続けることの力強さを感じた母でした。
そして、ずっと私が読み聞かせをしてきたお話を、ついにチビスケさんが私に聞かせてくれるまでになったんだと思うと感慨深いです。
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