『がんばる』ってどういうこと?
梅雨のこの時期、どうしても練習量が減ってしまうケロのすけさん。
わずかな雨が降っていない時間も無駄にしない!と、学校帰りにグラウンドへ。
今にも降ってきそうな重たい空の下、黙々とランニングをするケロのすけさん。
キャッチボールをして体が動いてきたら、苦手なバッティングの練習へ。
素振りは嫌いなケロのすけさんですが、動いているボールを打つ「トスバッティング」は好き。
・・・もれなく母がボールを投げないといけないんですけど。
まだ試合でヒットを打ったことがないケロのすけさん。
「今年は絶対に!絶対に試合でヒットを打つ!」
気合が入っているのはいいんですけどね。
気持ちばかりが強すぎて、構えからしてガチガチに力が入ってしまう。
「余計な力が入らない方が、バットを振る速度も速くなるんだよ」
「身体に無理な力をかけず、身体の構造的に自然な動かし方をした時に、最大の力を発揮できるんだよ」
「さて、自分の身体は今どうなっている?」
母の遠回しな言い方に、イライラするケロのすけさん。
「ボクはがんばっているんだよ!!!」とますます力が入って逆効果(笑)
うん・・・がんばっているのは知ってるよ、ものすごくね。でもね・・・
もっとラクにバットを振って、もっとラクにボールを投げられる方法があるんだよ、
そしてそれができた時、ボールに最大の力をのせることができるんだよ。
そしてケガをしたり身体が痛くなることもなく、長く野球を続けることができるんだよ。
ここまで何度となく言っているからケロのすけさんの頭の中には入っているはずだけど、
まだまだ身体で実感できていない様子。
なんとかそれを実感するきっかけをつかんでもらおうと、あの手この手の母。
でも気づくことができるのは本人だけ、周りはそれをサポートすることしかできないんだなあ。
ここは長期戦覚悟です。
自分の身体をうまく使えるようになれば、
野球もピアノももっと上手になるし、
たくさん歩くこともできるようになったり、
日常生活もラクになる。
そして、きっとそれだけではなくて、生き方そのものにも影響してくる。
最終的には母はそこまで考えているわけだけど。
まあ、まずは試合でヒット1号を打つところから。
そんなことを考えながらのトスバッティング。
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